
第5回全日本少年春季軟式野球大会は22日、1回戦16試合を行い、熱海・小嵐中の野球部合同チームは清水庵原球場(静岡市)で奈良県1位、近畿2位の強豪天理中(奈良)と対戦、1-3で惜敗した。
スタンドには熱海中の吹奏楽部が陣取り、バス3台でかけつけたおよそ100人の生徒・父兄らが選手たちを応援。最後まで新生熱海ナインを励まし続けたが、関西屈指の好投手、天理中・菊田投手を攻略できず、全国大会の初戦突破はかなわなかった。
打線は全国大会初出場の気負いもあり、実力を十分に発揮できなかったが、エース吉田は被安打3ながら要所を抑え、全国レベルの実力を証明した。
(熱海ネット新聞)
天理 002100 3
熱海 001000 1
熱海・小嵐中の応援席
【評】熱海・小嵐は3回表、失策と野選で先制された。これで先発吉田の制球が乱れ、押し出し死球で2点目。
その裏、2四球を足掛かりに2死二、三塁と攻め、牽制悪送球の間に三塁走者が生還。三塁を狙った二塁走者は封殺され、同点機を逃した。
4回表に四球の走者を右前適時打で返され、3点目。打線は天理中の菊田投手に無安打に封じられ、初戦敗退が決まった。
エース吉田は被安打3ながら要所を抑え、関西屈指の好投手と互角に投げ合い、全国レベルの実力を証明した。
野手陣は初の全国大会出場の固さが目立ち、守備に乱れが出た。この経験が生かせば県の頂点は狙える。
(編集主幹・松本洋二)
吉田玲太投手(熱海中)
深沢 郁外野手(熱海中)
【写真】深澤良さん撮影
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