
湯前神社(雨宮盛克宮司)の春季例大祭が10日、同神社であり、湯くみ式と献湯祭が行われた。
湯くみ式は、大湯間欠泉苑地で行われ、同神社奉賛会や地元町内会の役員、観光関係者、熱海芸妓衆など40人が参列。交替で大湯間欠泉でくんだ温泉をひしゃくで手おけにくみ、それを白磁の瓶子(へいし)に移し、神社に運んだ。
神社では献湯祭が執り行われ、神事のあと若林正奉賛会会長、内田進熱海商議所会頭、森田金清熱海市観光協会会長、高橋幸雄議長らが玉串を捧げ、熱海温泉の繁栄や市民の健康長寿を祈願した。
(編集主幹・松本洋二)
◇湯前神社 熱海温泉の守り神。1200年以上前、里人の夢枕に少彦名命(すくなひこのみこと)が立ち、大湯をまつるよう神託をうけたことからこの地に鎮座された。「伊豆国神階帳」には「従四位上熱海湯の明神」の記載。大湯間欠泉と共に「熱海温泉発祥の地」として尊ばれている。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。