17日の「尾崎紅葉祭」を前に熱海梅園七名木の一つ、「貫一・お宮の梅」の「貫一の梅」が開花した。貫一の梅は「十郎」という白梅で、お宮の梅は「紅千鳥」の紅梅でこれから咲く。熱海といえば金色夜叉。その名残(なごり)を伝えようと貫一とお宮が出会った梅園(梅林)の中央広場近くに1本ずつ植えられている。貫一の梅は「小田原十郎」と表示されてた時期もあったが、現在は「十郎」で統一している。紅葉祭が近付き、多くの人が散策している。
◇金色夜叉(第7章より)
「熱海は東京に比して温かきこと十餘度なれば、今日漸く一月の半を過ぎぬるに、梅林の花は二千本の梢に咲き亂れて・・・・・宮は母親を連立ちて入來りぬ・・・・・」
現在咲いている貫一の梅「十郎」
「十郎」は「小田原十郎」の名称で親しまれた時期も
お宮の梅「紅千鳥」=昨年撮影した写真(資料)
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