熱海市の西部地区連合町内会(22町内会)は、高齢者のゴミ出しや交通不便地域の買い物代行など町内の困りごとを無料で引き受ける一方、協力者に時給1000円を支払う破格のサービスを始めた。8月から市内桜町の西部地区コミュニティー防災センター内に西部地区地域づくり事務局を開設し、石橋久照さんら3人が電話で対応している。
高齢化が進み、町内会の持続が困難になる中、他にも公共の場所の清掃や町内会の行事支援、草刈りなども無料で応じている。ただし、西部地区(3585世帯)の町内会会員が対象。
熱海市は、新型コロナウイルス対策で1000万円の補正予算を組み、6月からコロナの影響で収入が減ったり、パートやアルバイトが雇い止めになったりした人を支援。西部地区連合町内会はこの交付金を活用した。謝礼は1時間あたり1000円。利用する人も、協力者も助かり、ウインウインのサービスとして評判を呼んでいる。
清水一衛西部地区連合町内会長(桜町町内会町)は「高齢化が進み、町内会が取り組む課題が多様化する中、活動の拠点ができたことは大きい。助成金は単年度だが、実績を積み、先進例になれるような地域づくりに取り組んでいく」と述べた。
同事務局では、利用者も協力者も募集している。問い合わせは(080ー2651ー3406石渡)へ。
(熱海ネット新聞)
■熱海市西部地区町内会 清水町、下天神町、天神町、上天神町、天神山、和田山、前の沢、ひばりケ丘、日向町、上紅葉ガ丘町、紅葉ガ丘、小嵐、上小嵐、梅花町、桜町、桜木町、桜ヶ丘、上和田、栄町、錦町、和田浜南、和田浜
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