赤羽国交相が被災地を視察 市長、熱海ビーチラインの一定期間、無料を要望

赤羽一嘉国土交通大臣は7月8日、大規模な土砂災害が発生した熱海市伊豆山の被災箇所を視察した後、熱海市役所で齊藤栄市長、静岡県の難波喬司副知事らと意見を交換した。
市長は、道路などのライフラインの早期復旧を要請。とくに8日から緊急車両や地元住民の車両に限って通行を再開した有料道路「熱海ビーチライン」について「国の財政支援で一定期間、無料にしてもらいたい」と訴えた。


赤羽大臣は「もともとは民間道路だが、普通状態の国道135号に代わる生活道路になっている。無料化できないか工夫を凝らしたい」と応じ、「国が先頭にたち、県、市と連携をとりながら捜索•救助活動に全力を挙げるとともに、復旧•復興に向け、国も腰を据えて取り込む」と約束した。
また、大臣は地元ホテルが避難住民を受け入れていることに感謝の言葉を述べ、避難者の生活再建について「恒久的な生活の在り方に不安がないように万全な対応をしていく」と述べ、速やかに被災者生活再建支援法(家屋の被災状況に応じて最大300万円支給)の適用に取り組む意向を示した。
この日の被災地視察には、大口善徳衆院議員(比例東海)、米山秀夫、後藤雄一市議が同行した。
(熱海ネット新聞)
■国交大臣と熱海市•静岡県との意見交換会出席者
赤羽一嘉国土交通大臣、難波喬司副知事、齋藤栄市長、越村修市議会議長、井上智夫水管理•国土保安局長、村山一弥道路局長、堀田治中部地方整備局長、和田直隆静岡県交通基盤部長

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