国内女子ゴルフツアーで活躍する熱海市在住の渡邉彩香さん(27=大東建託)が8月6日、熱海市役所を訪れ、伊豆山地区の土石流で被災した熱海市に義援金500万円を寄付した。
「生まれ育った地元、毎週試合が終わっても帰ってくる大好きな熱海ですので、少しでも力になれればと思い、獲得賞金の一部の寄付させていただきます」と話し、齋藤栄市長に目録を手渡した。
土石流災害が起きた7月3日は資生堂レディスオープン(神奈川・戸塚カントリー倶楽部)3日目(1日目、2日目は悪天候で競技中止)。雨の中、プレーを終えた渡邉さんを出迎えたのは「熱海が大変なことになっている、大丈夫」という仲間たちの気遣いと励ましだった。
ツイッターで土石流の映像を見たとたん、大きなショックが走ったという。すぐに被災した人たちに何かできないかと考え、「ゴルファーの自分ができることは少しでもいい順位で元気にプレーしている姿を見せること」と自分に誓った。この1カ月、プレーに集中し、大東建託•いい部屋ネットレディス(7月22日〜25日、北海道・滝のカントリークラブ)では初日を単独首位でスタートし、2位タイで終え、804万円を獲得した。
現在、獲得賞金8756万円で9位(2020-21年シーズン)の渡邉さんは「後半戦も頑張って熱海にもっと元気を届けたい」と力を込めた。
「渡邉プロには、昨年9月にも新型コロナウイルス感染症対策に現金300万円の寄付とフェイスシールド、除菌用スプレーなどを寄贈していただいた。その上に今度は土石流で苦しんでいる方々に義援金。大切に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。熱海市ゴルフ連盟会長の越村修市議会議長も駆け付け、謝意を表した。
(熱海ネット新聞)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。