熱海市が市内泉の泉公園に建設中だった「遊具」が完成し、4月13日から供用を開始。待ちわびた泉幼稚園の園児たちが、さっそく齊藤栄市長とともに“初遊び”を楽しんだ。
設置したのは、ザイルネットクライマー、スライドワンダー、マリポンの3つ。オープンを前に市長は「泉公園のこの場所は、つい先日まで木がうっそうと茂っていた。その伐採から始め、大変明るくなった。遊具の選定は、泉幼稚園の話を聞いて、人気の遊具の中からお母さんたちに選んでいたただいた。小規模(2台分)ですが駐車場も設置した。保護者の皆さんの利便性も向上したと思う」とあいさつした。
■今年8月には遊具を2つ追加設置
「住まうまち熱海」づくりに取り組む市は、子育て世代の交流の場を創出しようと、2014年度から公園に魅力ある遊具を設置している。初年度の渚小公園に続き、2016年度には長浜海浜公園。2017年度の泉公園が3番目。
今回、泉公園を選んだ理由について、市長はこう説明した。「泉地区は市の人口が減少する中、10年前に比べて唯一人口が増えているエリア。若い世代も増えており、遊具は2カ年計画で考えている」。今年8月にはスプリング遊具を2つ追加設置するという。
■泉地区は10年前より唯一人口が増加
熱海市の2008年(平成20年)3月末の総人口は4万1101人で泉地区は2342人だった。一方、2018年(平成30年)3月末の総人口は3万7225人で泉地区は2405人。この10年間で市の人口が3876人減少する中で、泉地区だけは63人増加。市は、熱海市および隣接する湯河原町のホテル・旅館の従業員社宅が増えているのが要因、と分析している。
■次の設置は伊豆山地区に計画
来年度は、伊豆山地区に遊具設置を検討しているが、地区内に高低差があるのに加え、人口密集地に公園がなく、設置場所に知恵を絞っている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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