【コラム】熱海マルシェが路線変更、「遊彩陶房」「Casa di Spink」が人気 

海辺のあたみマルシェ(同実行委員会主催)が18日、熱海銀座通り商店街を歩行者天国にして行われた。

4回目となる今開催の特徴は工芸作家の作品を展示販売する「クラフトマーケット」を大幅に増やしたこと。過去最高となる54店舗の約6割が工芸品を扱う店が占めた。おかげで従来は熱海銀座通りに来遊客が集中したが、今回は陶芸、アクセサリー、小物が並んだ「寿し忠」前の浜町通りも賑わいをみせた。

 

一方、全体の人出は過去のマルシェに比べ少ないように見えた。同時間帯に「熱海ビーチクリーン」が行われていたことも影響していたのだろうが、マルシェの方向性を変えたことも見逃せない。先にも書いたように、飲食よりも芸術性に比重を移したからだ。おそらく、来訪者の減少は主催者の市来広一郎実行委員長は折り込んでいたはず。多少は客を減らしても良質の客を増やそうと…。

 

相対的に「ファーマーズマーケット」(飲食エリア)の客は減ったが、その分熱海の土を使った陶器を展示販売した「遊彩陶房」や珍しいワンちゃんグッズを扱った「Casa di Spink」には終日人だかりができた。別のクラフトブースの出店者に話を聞いても、熱海以外からも買い物客が多く、売り上げは好調だったという。これこそ主催者の狙いだったはず。

 

浜焼きやビアホールで客を呼ぶなら何も熱海銀座を使う意味がない。目先の来遊者を減らしても本物志向の、良質の熱海ファンを増やしたという意味では、今回の戦術は成功だった。

(編集主幹・松本洋二)

 

 

DSCN3285

DSCN3318

DSCN3302

DSCN3300

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2021-1-24

    熱海富士、序ノ口で優勝 千秋楽の優勝決定戦で連勝 将来の横綱に第一歩

    大相撲初場所は1月24日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、ともえ戦で行われた序ノ口の優勝決…
  2. 2021-1-23

    梅咲けど、熱海梅園の来園者83%減 コロナの影響深刻 市内経済に打撃

    新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で熱海梅園で開催中の「梅まつり」の来園者…
  3. 2021-1-23

    齋藤栄市長、県内35市町を代表して知事に緊急事態宣言を要望 知事は難色

    英国で流行している新型コロナの変異ウイルスが静岡県内で確認されたことを受け、県市長会の会長を務める…
  4. 2021-1-23

    文豪坪内逍遥が愛した窓辺の春景色 双柿舎のあたみ桜が見頃に

    明治の文豪「坪内逍遙」の熱海の住居「双柿舎(そうししゃ)」であたみ桜が見頃に近づいた。庭に樹齢30…
ページ上部へ戻る