熱海市下多賀の梶川上流にある「中野かじかわ公園」で4月6日、「しだれ桜まつり」(実行委員会主催)が開幕した。多賀湾と網代湾を見下ろす高台に74本のしだれ桜が植えられ、実行委員会が用意した無料シャトルタクシーなどで市内外から花見客が訪れた。
しだれ桜は毎年4月上旬に見頃を迎え、今年も5分咲きになり、来週末に満開を迎える。ソメイヨシノは今が満開。
ここ数年、「伊豆下多賀の山奥に、しだれ桜がすごくきれいな所がある」とネットで評判になり、「隠れた花見スポット」として人気が上昇。多賀観光協会にも問い合わせが多く、同協会と中野町内会、昭和50年代からしだれ桜を植栽、整備してきた同地区のボランティア団体「カレン会」が実行委員会を立ち上げ、「しだれ桜まつり」として初開催した。
多賀観光協会では10年ほど前まで伊豆多賀駅前で「桜まつり」を開催してきたが、ソメイヨシノの高齢化が進み休止。「桜まつり」に代わる誘客イベントとして「しだれ桜まつり」を創設し、毎年開催を予定している。
期間中の土日(6日、7日、13日、14日)は長浜海浜公園から無料シャトルタクシーを運行。園内に「cafe lacicu(カフェ ラシク)」が出店し、コーヒーやジュースを販売するほか、休憩スペースやコタツ、仮設トイレも設置している。
渓流には黄色の菜の花やヤマブキが植えられ、ピンクの枝垂れ桜をいっそう引き立たせている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■無料シャトルタクシー
期間:4/6(土)、7(日)、13(土)、14(日)
時間:長浜発 10:00~ 約20分ごとに現地を往復
※最終便は、長浜着が15:00
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。