熱海市は12月5日、熱海観光における観光客の動向等を把握することを目的に実施した「観光客実態調査」の結果を公表した。観光客の年齢は20代が22・7%と最も多く、50代が20・6%、30代が16・7%、60代が11・5%、70代以上が8・8%、10代が3・1%。10~30代が全体の約42%を占め、若い世代の取り込みが熱海の人気回復の原動力になっていることが浮き彫りとなった。
観光客の居住地は首都圏の1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)が70・8%を占め、静岡県内は11・7%。女性は59・3%で男性の40・7%を上回った。訪問回数は「初めて」が24・9%で最も多く、「10回以上」も20・6%あった。
宿泊と日帰りの割合は宿泊が74%。消費額の平均は日帰り旅行が7083円、宿泊旅行は2万7453円。宿泊費の平均は1万7138円となっている。立ち寄り先の人気スポットは来宮神社がトップで、熱海駅前商店街、熱海サンビーチ・親水公園、アカオ ハーブ&ローズガーデン、熱海駅前足湯、熱海銀座商店街、起雲閣、MOA美術館、熱海城、お宮の松と続く。旅行全体の満足度は、「大いに満足」「満足」と答えた人の合計が89・4%を占めた。
聞き取り調査は10月5、6の両日にJTB 静岡支店と静岡県立大経営情報学部の渡辺貴之教授および同大学生が市内7カ所で行い、651人から回答を得た。両日は、湯前神社秋季例大祭「湯まつり」、「熱海サンビーチ・アクアスロン大会」などがあった。
(熱海ネット新聞)
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