熱海市の姫の沢公園内のスイセン園に約1万株植えられているラッパスイセンがイノシシに掘り起こされ、壊滅状態になっていることが2月27日、分かった。同公園を管理する「姫の沢公園パートナーズ」は連日、来シーズンに向けて1万株を植え直している。
冬から春にかけて凛と咲き、良い香りを漂わせるスイセンだが、実は全草が有毒。イノシシもそれを知っており、花や茎、球根には手をつけず、土の中のミミズを探して食べる際に“ラッセル掘り”してなぎ倒したとみられる。
公園の植物コーナーには、動物よけの電気柵を設置しているが、イノシシは利口でかいくぐるという。まもなく見ごろを迎える「鈴蘭水仙(スノーフレーク)」もイノシシの被害が進み、職員たちが電気柵を強化するなどして警戒を強めている。
(熱海ネット新聞)
写真=2月27日撮影
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