新緑に包まれた熱海梅園で、初夏の風物詩「ヤマボウシ」が見ごろを迎えた。梅園(うめぞの)橋を渡り、澤田政廣記念美術館に向かうと十字の白い花(葉の変形した苞=ほう)が出迎えてくれる。
「花」と書いたが、白いのは花でなく葉の変形した「苞(ほう)」。和名は山法師。総苞を白い頭巾をかぶった山法師に見立てて名付けられた。ヤマボウシは秋になると、ツブツブ入りキャンディーのような赤い実を付け、秋の訪れを告げる。
園内では朝露に濡れたヤマボウシや梅が光り輝き、まばゆいばかりの新緑の世界-。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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