
ヤマハレディースオープン葛城が31日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6568ヤード、パー72)で開幕する。前日の30日は、プロアマトーナメントが行われ、昨年、最終日に首位との5打差を逆転し手優勝した渡辺彩香(21)=大東建託=は「地元の試合は勝ちたい。誰にも渡したくはありません」と連覇に自信を示した。
運命の1打が飛び出すか-。今大会、連覇を狙う渡邉彩香には、ただ勝つだけではない、数多くの目標がある。たとえば、地元の静岡で開催されるトーナメントを全て制覇。今季は、北海道と並んで、静岡県ではLPGAツアー最多の5試合が。「そんなには、うまくはいかないだろうけど、やはり、地元の試合は勝ちたい。誰にも渡したくはありません」と頼もしい。ホームアドバンテージを存分に生かす。一方で、3年連続のメディア賞・ベストショット部門の獲得。シーズンを代表する奇跡とも思えるような、1打を2年連続で披露した。
14年『アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI』最終日、最終ホールのチップインイーグル。15年は『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』2日目のアルバトル&イーグルを同一ラウンドで決めた。2度あることは3度ある、という格言ではないが、このタイトルも「私のものだけに…」と強く願っている。ただし、「狙ってできるものではありません。今週? コースが難しいですからね。でも、いつもチャレンジしています」と打ち明けた。
渡邉は、幸せを独占することなく、おすそ分けすることを忘れない。ちなみに、ツアー史上12個目となった、昨年のアルバトロスのメモリアルボールは、いったいどうしたのだろう。当然ながら、渡邉家の家宝になったと思ったが、「ギャラリーへプレゼントしました。もっていても、ただのゴルフボールになってしまう。応援してくれる方が、喜んでくだされば私は、とてもうれしい」と結んだ。
文と写真=LPGA
◆インターネットLIVE配信=http://yamahaladiesopenkatsuragi.com/
3月31日(木)~4月3日(日) = 8:00~16:00(予定)
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