
熱海市は11日までの3日間、市内17会場で狂犬病の予防注射を実施した。
同注射は、生後90日以上の飼い犬に、毎年1回義務付けられている。愛犬を登録(登録料3000円)すると市役所から愛犬カードが(手帳)が支給され、注射料は3400円。
市によると、現在およそ2600頭のワンちゃんが登録されているという。人口3万8808人の熱海市の世帯数は2万1358。ざっくり計算すると8軒に1匹飼っている計算。いや、知人や周囲の家族を見回すと、もっと多いのではないか。
今年度の熱海市の小学校の新入生は167人、同中学は206人。いかにワンコが多いかが分かる。
少子高齢化の反動なのか、これほどワンちゃんが多い街も珍しい。青い海と緑の山があり、四季を通じてカラフルな花が咲く熱海は、散歩コースに恵まれ、犬にもまた住みやすいという事なのだろう。
人口減少で悩むなら「犬の住みやすい街」を大々的にPRし、定住促進するのもいい。今般、市はランニング、ウオーキング愛好者を観光誘客につなげようと「熱海ランニングマップ」5000部を無料配布したが、市街には飼い主と一緒に飲食できる店もあり、「ワンちゃんお散歩ランニングマップ」製作も一考に値する。
(編集主幹・松本洋二)
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