
熱海の春を告げる国宝「紅白梅図屏風」展示が、1月31日からMOA美術館で始まった。
日本美術の傑作とされる「紅白梅図屏風」は、江戸時代中期の画家、尾形光琳の最晩年期の一大傑作。
後世の絵画・工芸表現に多大な影響を与えた日本美術を代表する作品。
背景を省略し、梅の木と流水だけをクローズアップ。
白梅の樹の大部分を画面外にかくし、紅梅は画面一杯に描いて左右対照の妙をみせている。
中央に水流をおいて未広がりの微妙な曲面をつくり上げた構図は、光琳の独創。
「紅白梅図屏風」展示は毎年梅の咲く時期にあわせて展示される。3月12日まで。
国宝「紅白梅図屏風」
◇他の国宝展示作品
京焼の大成者・野々村仁清作 国宝「色絵藤花文茶壺」、古筆名蹟の集大成 国宝 手鑑「翰墨城」も同時公開。
国宝「色絵藤花文茶壺」
国宝 手鑑「翰墨城」
【MOA美術館】
住所/熱海市桃山町26-2
電話/0557-84-2511
開館/9:30~16:30(入館は16:00迄)
休館/木曜日(祝日の場合開館)※2月は無休で開館します
入館料/大人1600円・大高生800円・中学生以下無料
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。