
熱海市の斉藤栄市長(50)は6日、今年9月に実施される次期市長選への出馬について「この4月には市庁舎、新生熱海中、中央保育園がスタートする。今はこの大事な課題に取り組むことが私の仕事。(出馬するかどうかは)しかるべき段階で、答弁させていただきたい」と話し、明言を避けた。田中秀宝議員の「9月に任期満了を迎えるが、3選出馬に向けた考えは」の質問に答えた。
また同議員は熱海の基幹産業である旅館、ホテルの耐震改修補助金の財源に入湯税をあてる事を求めた。
斉藤市長は11月定例会で同じ田中議員の質問に「地方税法や国の通達で使途が限定されており入湯税の活用は難しい」と答弁していたが、同議員が自民党静岡県青年局長の立場で総務省にただしたところ、「耐震改修により宿泊施設の景観や見栄えが失われることの対策は、観光の振興に値するものであり、入湯税の活用は可能」との見解が示されたという。
同議員の「市長は1度でも総務省に問合せたのか」の質問には「していない」と答えた。
熱海市の各ホテル旅館は耐震改修工事への入湯税の活用を強く求めている。
(編集主幹・松本洋二)
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