【編集室】熱海から46キロ、高速ジェット船で45分 高橋議長がほぞをかむ「伊豆大島」への思い

台風26号による豪雨で大きな被害が出た伊豆大島を支援しようと、熱海市は18日から災害義援金の募金受け付けを開始した。

伊豆大島というと、東京・竹芝桟橋からの定期航路が有名だが、実はもっとも近くて速いのが熱海からの定期便だ。竹芝から伊豆大島は120キロあり、高速ジェット船でも約1時間45分かかる。一方、熱海-伊豆大島は46キロで僅か45分で到着する。天候が良ければ、初島の何倍もの大きさで洋上にくっきりと浮かぶ。

そんなお隣さんだから、交流も深い。長く消防団に携わってきた高橋幸雄市議会議長によれば、1986年(昭和61年)に三原山が噴火した際は全島避難指示がだされ、1万人もの町民が船で脱出。このとき、熱海市は第一小学校をはじめ、熱海市内のホテル・旅館に受け入れ、大変感謝されたという。

その縁で毎年、熱海梅園の梅まつりと伊豆大島の椿まつりでは双方の関係者が相互に訪ね、梅と椿で「絆」を深めてきた。

遠い親戚(東京)より、近くの他人(熱海)じゃないが、熱海の人たちが伊豆大島を気遣うのはそのためだ。

既に自衛隊や東京消防庁、静岡県の消防隊が救援活動をしているが、熱海市には静岡県で唯一の有人島「初島」があり、その緊急時の備えが必要で、すぐに支援に行けないのが歯がゆい、と高橋議長はほぞをかむ。

「台風26号災害義援金」募金箱は本庁舎1階、南熱海、泉両支所、伊豆山出張所に設置されている。

大島椿祭り

 

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