
岡本ホテル跡地の購入を巡って斉藤栄市長に値下げ交渉を求めていた市議会総務福祉教育委員会(山田治雄委員長)は15日、今月24日に市役所で同委員会協議会を開くことを決めた。この席で、市長は新たな購入額を公表し、委員会の判断を仰ぐことになる。
同委員会は市議会2月定例会で、市が4月1日に契約を予定していた3億9000万円での購入に「待った」をかけ、市長に契約前に購入額を引き下げる交渉をするよう求めた。市が3億1000万円の鑑定評価意見書を得ておきながら、議会に隠していた事実が判明したからだ。
市長は3月28日の協議会で土地所有者の(株)ひまわり(新保光栄社長)と行った再交渉の内容を報告したが、ここで意外な展開になった。市長が「新たな金額」には触れず、「先方より、実測した結果、公簿上の面積より50坪ほど狭いと突然に言われた」と奇怪な事実を明かしたからだ。これで協議会はまたまた紛糾。市が坪単価40万円で購入を予定していたことを踏まえ、委員から「50坪狭いなら、2000万円まけさせるべきだ」の声が上がり、再々交渉を突きつけた。
新たな購入額は24日に市長が公表するが、これまで「大きく下げなければ購入できないのであれば、他に売却せざるを得ない」とかたくなだったひまわりが、市長の熱意で「大幅に譲歩した」という情報もあり、2000万円超の値下げが予想されている。
(編集主幹・松本洋二)
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