
熱海市教育委員会は17日、熱海芸妓見番で「尾崎紅葉祭・記念演芸会」を開催した。今年は熱海芸妓衆が「金色夜叉」の「熱海海岸別れの場面」の舞踏を披露したのに加え、人気落語家の林家たけ平さんが新作の創作落語「金色夜叉」を演じ、会場が満員になる180人が駆け付け、拍手を送った。
◇金色夜叉(こんじきやしゃ) 明治33年~36年までの7年間、読売新聞に連載された小説。尾崎紅葉(慶応3年~明治36年)はこの作品で熱海を全国に知らしめた。
◇ストーリーをざっと読む 一高(東大)の学生の間貫一(はざまかんいち)は鴫沢宮(しぎさわみや)と許婚の関係にあったが、宮は貫一を裏切り、金持ちの男と結婚する。貫一は熱海の海岸でその話を聞き、怒りに震え「来年の今月今夜(1月17日)、僕の涙で必ずこの月を曇らして見せる!」と宮をけり飛ばし、復讐のために高利貸しになり、成功する。その後、2人は熱海で再会するのだが…(あとは実際にお読みになって下さい)。
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