
丹那神社奉賛会(田島秀雄会長)は4月3日、熱海市福道町の同神社で平成28年度の例祭を開き、東海道線丹那トンネルの工事で犠牲になった67人の霊を慰めた。
例祭では来宮神社の雨宮盛克宮司が神事を執り行い、祝詞奏上などに続き、田島会長、藤曲敬宏県議、杉山利勝市議会議長、森本要副市議、森延彦函南町長、及川博行熱海署長、石和一義JR東日本熱海駅長、高橋満康JR東海熱海駅長らが玉串を捧げた。同会名誉会長を務めた仁杉巌元国鉄総裁(故人)に代わって熱海に別荘を持つ久間章生元防衛長官、中村仁伊豆箱根鉄道社長らが参列した。
「大楠連」(待井裕晃代表)が2基の神輿で同神社周辺と熱海駅前の平和通り商店街で渡御を行い、熱海囃子笛伶会がお囃子で盛り上げた。近隣の10町内会、子供会によるスーパーボールすくいやポップコーン、菓子、お汁粉の無料配布もあり、大勢の参拝者で賑わった。
◇丹那神社 大正10年4月1日に丹那トンネル東口工事現場で起きた最初の大崩落事故で犠牲になった16人を含め67柱の鎮魂のために建立。当初、国鉄関係者によって例祭が執り行われていたが、民営化の影響で中断。22年前から地域住民で作る奉賛会で挙行されている。
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