
梅まつり開催中の熱海梅園で31日、熱海芸妓置屋連合組合(西川千鶴子組合長)が野点(のだて)茶会と演芸会を催した。茶会では、一足早い春の陽光が降り注ぐなか、松籟庵宗雪さんと田村宗苑さんの指導を受けた熱海芸妓の小菊さん、こはくさん、美保さんらがお手前を披露し、70人に抹茶を振る舞った。来園者たちは梅花を観賞しながら、粋なもてなしで季節の移り変わりを楽しんだ。
◇野点 屋外で茶または抹茶を入れて楽しむ茶会。主に春または秋に行い、四季の変化を味わう。
◆お点前 初夢、ほたる、初豆、美保、初志乃、こはく、琴千代、かえで、まき福、小菊
熱海芸妓衆の演芸会も行われ、芸妓衆が「来宮参り」「吉三節分」「雪のだるま」「万才くづし」「春風がそよそよと」「唐人お吉」「梅まつりの唄」「三下がり甚句」の8演目を舞った。会場では甘酒の無料サービスなどがあり、今シーズン最高の人出を記録した。
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