
熱海市上宿町の湯前神社(雨宮盛克宮司)で20日夜、同神社宮神輿保存会がこの一年のホコリを払うすす払いを行い、本殿や境内を清掃した。午後5時、日吉広重会長がホウキを振って合図をすると、会員26人が送風機でほこりを飛ばした後、一斉に水拭きや掃き清めた。舞い上がったホコリはうちわでお本殿の外に出され、清められた同神社の”守り神”右大臣、左大臣の像(澤田政廣作)も新年を迎える準備を整えた。
同神社は、年越しそばが大晦日、元日の名物となっている。今年も31日午後11時から奉賛会(佐藤元昭会長)と神輿保存会が250人分を用意、参拝者にふるまう。
◇湯前神社 ご祭神は温泉の神様でもある少彦名命(すくなひこのみこと)。奈良時代の749年が起源とされ、古来から公家、大名をはじめ、一般庶民の信仰を集めてきた。「伊豆国神階帳」には「従四位上熱海湯の明神」と記載。大湯間欠泉と共に「熱海温泉発祥の地」として尊ばれている。
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