
◇LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ第1日(26日・宮崎CC=パー72)
国内4大大会の1つで女子ゴルフツアーの今季最終戦。賞金ランクで日本勢最高の5位につける渡辺彩香(22=ユピテル)は2バーディ2ボギーのイーブンパーで回り、大山志保、成田美寿々、原江里菜、穴井詩ととともに首位に3打差の4位で発進した。
現在、彩香の獲得賞金は9866万6583円で今大会単独12位(136万円)以内なら初の年間獲得賞金1億円を突破。単独4位(800万円)以内なら現在1億9216万6193円の生涯獲得賞金も2億円に到達。賞金ランク5位以内で来年の全米女子オープンへの道が開ける。
ゴルフは風を味方にすることもスコアメークの上で、重要なファクターだ。出場選手で唯一、「風に助けられました」と第1日を総括したのは、渡辺彩香。ショットが不調で「しのいでしのいでの連続」とも話した。にもかかわらず、2バーディー、2ボギーの内容は、強いメンタルの証明だ。
支えたのは、公式戦初制覇、年間獲得賞金1億円突破を優勝で-といったビッグターゲット。「きょうは、ピンに絡むショットがほとんどなかった。それでもイーブンで回れたことは大きいと思う。ただ、残りの3日間、気持ちよくプレーするためには、ショットを修正しないといけませんね」と練習場へ。前週の『大王製紙エリエールレディスオープン』では2位に終わっているだけに、「このままでは終われない」と口にした。不調でも大崩れしなかったのは、決意の表れだろう。
文と写真=LPGA
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