
熱海市役所の第3庁舎入口に鎮座する「御殿稲荷(いなり)神社」で21日、初午(はつうま)祭が開かれた。雨宮盛克宮司が神事を執り行い、祝詞を奏上したあと、同神社の世話人代表の講元を務める森岡俊光さん、池田茂樹町内会長、斉藤栄市長、藤曲敬宏市議らが玉串を奉てんし、商売繁盛と家内安全を祈願した。
初午祭は、稲荷神社の総本山である京都市の伏見稲荷大社にそびえる「稲荷山」に稲荷大神が鎮座した日が和銅4年(711年)2月の最初の午の日だったことに由来。全国の稲荷神社でこの時期に催される。藤森稲荷神社では26日に開かれる。
◇御殿稲荷(ごてんいなり) 江戸幕府三代将軍・徳川家光は、家康が大湯の温泉で湯治した熱海に湯治御殿を造らせた。その際、御殿の鬼門除けのために京都伏見神社より分祀して建立。昭和38年(1963年)、新宿町御殿稲荷溝の講中や有志により修復。平成24年(2012年)、熱海市役所の建て替えにあわせて講中、新宿町内会が社、棚、石垣を改修して塗り替えた。
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