
熱海市相の原町の新技術開発財団・植物研究園(猪狩直人園長)で12日、「春の一般公開」が始まった。真っ赤に色づいたシダレモモ(枝垂れ桃)、ミツバツツジなどが見ごろを迎え、春に紅葉する珍しいノムラカエデカエデも色づき始めた。クマガイソウやアマギシャクナゲも開花の兆しを見せている。
園内には渓流が流れ、数多くの樹木や草花、苔類等が植物生態系を構成している。眼下の相模湾には初島、伊豆大島が望め、周囲を山や木々に囲まれた環境にある。
この庭園は樹木やせせらぎを自然のまま活かし、池や庭石などを巧みに配し、日本庭園としての風格を保っている。
通常は植物研究に関わる研究者の利用に限られているが、新緑と花の咲き誇る春と紅葉が美しい秋の2回、一般に公開。春は科学技術週間にあわせて公開する。24日まで。
◆植物研究園 リコー三愛グループ創始者の故市村清・ユキエ夫妻の別荘「清恵荘」を改修して平成3年に開園。現在は大学などの研究拠点のため非公開。標高277~310メートル。約1万2270平方メートルの園内には、400種以上の草花が植えられている。
◆アクセス JR熱海駅「梅園・相の原団地方面」行きのバスで「上相の原」下車。午前9時〜午後4時。入場は無料。熱海市相の原町11の8。問い合わせは☎0557-81-2656(同園)。
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