
◇スタジオアリス女子オープン第2日(11日・兵庫花屋敷GCよかわ=パー72)
前週優勝の渡辺彩香(21)=ユピテル=が3バーディ、1ボギーの70で回り、首位に3打差の2位に浮上した。ツアー初優勝を狙う藤田光里が2つスコアを伸ばし、通算4アンダーで単独首位に立った。同じ2位に菊地絵理香、成田美寿々、岡村咲の3人。
この日スコアを2つ伸ばし、キッチリ2週連続優勝への権利を保持した彩香だが、「もうちょっと伸ばしたかったです」とホールアウト後は、珍しく悔しさを滲ませた。「昨日からパットが入っていない。今週のグリーンはタッチと読みが合っていないのかな」とグリーン上で結果が出ていないのがその理由。しかし「パッティングが入ってない時はこんなもんなのかな」と、10番で10ヤードのアプローチをチップインさせるあたりがノッている人の証だろう。「ショットは先週に引き続き良いです」と自信ありげに語る表情には、開幕3戦連続予選落ちの面影はもうどこにも見当たらない。
そういえば、この日はもう一つ悔しい出来事が。17番にかけられていた『ドライビングディスタンス賞』で273ヤードを飛ばしたが、一組前の山城奈々に1ヤード差で惜敗。「良いショットでしたけど」と再び悔しさを滲ませた。
明日の最終日、周囲の期待はもちろん2週連続優勝に膨らむだろう。「パッティングが入ってくれれば。体調も良いので、(2週連続優勝)目指して頑張ります」。今日の悔しさをバネに替え、明日は絶対に大魚を釣り上げてみせる。
(文・写真=LPGA)
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