
熱海市議会は16日、2月定例会最終本会議を開き、平成28年度一般会計予算案、平成27年度一般会計補整案など36案件を原案通り可決、承認して閉会した。
一般会計補正案の高齢者外出支援事業「まちの居場所づくりとバスの運行」については14日の総務福祉委員会で「運行時間の検証、増便の検討、他のバス会社と協議」など疑問の声が多数あり、付託委員会の委員長報告に「利用者ニーズをしっかりとらえ、3カ月ごとに議会に報告し協議を行う。年度途中においても事業の改善が図られ、市民が本当に利用しやすい制度となるよう取り組む」の文言を追加して採決し、条件付きながら賛成多数で可決。斉藤栄市長が新年度の「住まうまち熱海」の目玉に掲げる”高齢者居場所づくりバス”は議会からの注文も満載しての発進となった。
◇高齢者外出支援事業 交通不便地域の中野、和田木、桃山3地域の65歳以上の高齢者を対象に、4月より各3地域から週1回、熱海市役所を往復するマイクロバスを出す。往路は午前9時発、復路は市役所午後3時30分発。利用料金は年間50回で5000円。市の支出は1700万円。
総務福祉委員会委員長報告をした小森高正氏
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