【市政】大塚商会名誉会長の厚意を継承 「梅園ボランティア」が総会

 

熱海梅園を維持管理する「梅園ボランティア」の総会が27日、熱海市役所4階会議室で開かれ、平成25年度の作業報告と平成26年度の作業日程を承認した。

「梅園ボランティア」は大塚実・大塚商会名誉会長が平成19年から3年に渡って総額1億3000万円を費やし、市が熱海梅園をリニューアルしたのを受け、「市民の梅園は市民で守ろう」という斉藤市長の呼び掛けで平成22年4月にスタート。現在、5団体16人が登録し、今年度は毎月第3週の7日間(延べ73日)に延べ480人が草取りなどを行った。

 

市によれば、造園の専門家に委託していた軽作業を「梅園ボランティア」にお願いすることで、浮いた経費をより専門的な業務にあてているという。

 

斉藤栄市長は「大塚さんは、どんな表彰や勲章より、地元の人に大切にしていただいているのを喜んでおられる」と感謝の言葉を述べた。一方、参加者からは「毎回、家族に送ってもらえるとは限らない。坂もあり、梅園までの往復の交通手段を確保していたければ、もっと参加者が増えるのでは」の提言もあった。

 

新年度も毎月第3週に実施(日、時間帯は自由)。市は参加者を募集している。問合せは熱海市整備課公園緑地室0557-86ー6218へ。

 

(編集主幹・松本洋二)

 

◇作業内容 雑草抜き、雑草刈り、ごみ拾い

◇作業道具 軍手、鎌などは市が用意

◇貸与品 作業用ウインドブレーカー

 

 

市長ぼら

あいさつする斉藤栄市長

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る