熱海のシンボル「アタミロープウェイ」(熱海市和田浜南町)の山頂あいじょう岬展望台が3月16日、リニュアルオープンした。さっそく出かけてみると、海抜110メートルの岬最先端部に太平洋と大空に浮かんでいるようなスリル満点な「うみそらテラス」が設けられ、熱海市街をはじめ、初島、伊豆大島、真鶴岬などの雄大な景色が眺望できた。天候の条件が良ければ房総半島や伊豆七島の利島、新島、三宅島まで見渡せるという。
一段上がった展望エリア「うみそらデッキ」には木製のカウンターテーブルとチェアを設置。雨天時も利用できる屋根付きのブースもある。どちらもゆったりくつろいで展望が楽しめ、初日から首都圏の大学などの卒業旅行客や家族連れで賑わっていた。
山頂売店もおしゃれなカフェに改装。名物のソフトアイスや本格コーヒーを用意している。恋愛成就スポット「あいじょうモニュメント」は市街を見下ろすゾーンに移設され、絵馬師・永崎ひまるさんが作った新作オリジナル絵馬を販売している。
リニューアルオープンを記念して3月16日(土)から20日(水)までロープウェイ乗車料大人往復600円が300円(こども400円が200円)で利用できる。
3月28日からは熱海最大級の日帰り帰り温泉施設「オーシャンスパFuua(フーア)」がある複合リゾート施設「熱海ベイリゾート後楽園」が新規オープンする。熱海港のベイエリアが様変わりする。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■改装 海抜約110メートルに位置する展望台エリアのうち、岬先端部は安全面を考慮して2009年から閉鎖していた。ここを今年1月から地盤強化と周辺エリアを一体開発して「うみそらテラス」に整備。
■アタミロープウェイ 熱海港そばの後楽園駅(山麓駅)と海抜約120メートルの高台にある頂上駅を結ぶ全長273メートルの同ロープウェイ。日本一短く、片道約3分半の空中散歩を楽しめる。山頂テラスでの展望のほか、熱海秘宝館や熱海城、トリックアート迷宮館への足としても利用されている。大人往復600円、子どもは300円。
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