熱海市議選(4月14日告示、21日投開票)に出馬を予定している現職・高橋幸雄氏(63、自民)の後援会は3月24日、市内伊豆山で事務所開きと決起集会を開いた。
伊豆山神社・大鳥居素禰宜が神事を執り行ない、決起集会には齋藤栄市長夫妻、山東昭子参院議員(元参院副議長)、久間章生元防衛大臣、岩井茂樹参院議員(自民党副幹事長)、藤曲敬宏県議県議会議員、大舘節生伊豆山神社総代長、當摩達夫伊豆山地区連合町内会長、牧野文弘伊豆山観光協会会長などおよそ200人が駆けつけた。
静岡市長選の応援から急きょ熱海入りした岩井氏は「久間先生がいて山東先生がいる。市長夫妻に地元伊豆山を代表する方々がズラリ。参院議員として全県の市議選を見ているが、こんな豪華な事務所開きはない」とあいさつし、「これが、高橋先生の魅力であり、実力の証し」と声高に訴えた。
山東昭子元参院副議長は「伊豆山には地域の伝統文化、自然を大切に政治に取り組む高橋先生が必要。だが、これだけ地域のために一生懸命頑張っているのに伊豆山地区は投票率が低く、厳しい環境にある。ぜひとも投票場に行っていただき、票を伸ばしていただきたい」とげきを飛ばし、陣営を引き締めた。
小林秀樹後援会長は「向こう三軒両隣りでは足りない。もう一歩足を伸ばして皆さんに投票場に行ってもらおう」と、投票率のアップこそ当選の近道と強調した。
5期目へ挑む高橋氏は「観光推進と広域行政」をテーマに掲げ、観光では「年間宿泊者が300万人の熱海市だが、外国人観光客はわずか3万人。その一方で現在800室の新たな投資が来ている。旅館ホテルが増えれば、お客様の取り合いになる。先を見据えて富裕層の外国人旅行者の誘客に取り組む」。「広域行政」については「次世代に負担を残さないためには、広域で物事を考えることが必要。熱海市は湯河原町、真鶴町とし尿処理を進めているが、今後はゴミ処理なども広域で行い、経費の削減に努める」と話し、「中長期の視点で熱海のため、伊豆山のためにどんどん進言していく」と決意を述べた。
だるまの目入り式と小川浩和青年部長によるガンバロー三唱で締めくくり、陣営の士気を高めた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■久間章生元防衛大臣「海光町に居を構え、熱海にはしょっ中来ている。住所はいまだ長崎に置いたままで中途半端だが、高橋先生が厳しい選挙を迎えていると聞き、駆けつけた。ただこれだけ人が集まっていると、安心感を持たれ、選挙にマイナスになることも…。これが市議選の難しいところだ。楽観せず、1人1票でも増やしほしい」
※3月24日は4月の熱海市議選に出馬をしている18陣営のうち、9陣営が事務所開き式や決起集会を開いた。順次掲載していく。
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