文豪坪内逍遥が愛した窓辺の春景色 双柿舎のあたみ桜が見ごろ

明治の文豪「坪内逍遙」の熱海の住居「双柿舎(そうししゃ)」で2月9日、あたみ桜が見頃を迎え、首都圏などから多くの人が訪れた。この庭には樹齢300余年と言われる柿の大樹が2本あったことから、逍遥の友人・会津八一が「双柿舎」と名付けた。
あたみ桜や紅白の梅も植栽されており、縁側の格子窓の間から見る春景色は、柿が実る秋に負けないくらい趣がある。開館は毎週日曜日で一番綺麗な時期を迎えている。
逍遥は学生時代から何度も熱海を訪れ、明治45年(1912年)に熱海市の糸川沿いにあった荒宿町(現銀座町)に別荘を構え、その後、大正9年(1920年)から今も残る市内水口町の双姉舎(逍遥の私邸)で過ごし、昭和10年(1935年)に77歳で没した。この間、シェークスピアの翻訳や「真冬を知らざる常春あたみ」で始まる熱海町歌(現熱海町市歌)を作詞、熱海町立図書館の創設に尽力して自らの3000冊の本を寄贈するなどなど、市の文化振興に大きな功績を残した。


邸内には、塔の形の書庫や筆塚があり、また、会津八一の筆による門の扁額なども見ることができる。
毎年、命日の2月28日に近親者や市、熱海稲門会の有志が起雲閣で追悼行事(逍遥忌)を開き、逍遥が眠る双柿舎近くの海蔵寺で法要を営む。
(熱海ネット新聞)
住所/熱海市水口町11-17
開館/毎週日曜日 10:00~16:00
料金/無料
問合せ 双柿舎0557-81-2232(日曜日のみ)、熱海市教育委員会生涯学習課 文化施設室(施設)0557-86-6232

明治の文豪「坪内逍遙」の熱海の住居「双柿舎(そうししゃ)」で、あたみ桜が見頃を迎えた。由来となる2本の柿の大樹が有名だが、あたみ桜や紅白の梅も植栽されており、縁側の窓の間から見る春景色も趣がある。開館は毎週日曜日、市が無料で開放している。

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