熱海市の熱海城駐車場で3月17日、市内の名所旧跡を循環する「湯~遊~バス」(伊豆東海バス)の新型レトロ車両「彩(いろどり)」の完成披露式が開かれた。大型観光企画「静岡ディスティネーションキャンペーン(DC)」のアフターキャンペーンに合わせ、4月1日から運行を開始する。
式には、観光関係者らおよそ100人が出席し、齋藤栄市長や土屋優行静岡県特別補佐官、早川弘之東海自動車社長など10氏が除幕した。この日、57歳の誕生日を迎えた市長は「熱海市のイメージにぴったりの色とデザイン。新たな誘客につなげたい」と期待を寄せた。
ボディーカラーは、日本的な品格を表す「臙脂(えんじ)色」に基本色が変わり、アクセントとして 源氏物語でも詠まれる“粋で今はやりの”の意味を持つ「今様(いまよう)色」の紅を使用。装飾は日本伝統美の「金色」であしらい、紅白梅や桜、美しい海、花火を配して和モダンな熱海を表現した。
内装は、金色をベースに、起雲閣をはじめとした市内の和洋融合の建物をイメージしている。
湯~遊~バスは新車両「彩」の投入で4月1日から専用車両が2両から3両体制となり、現在の1日平日13便、土・休日18便から、平日、土・休日ともに1日18便に増便する。
(熱海ネット新聞)
■除幕式 齋藤栄(熱海市長)、土屋優行(静岡県特別補佐官)、竹部隆(市議会議長)、藤曲敬宏(県議)、中島幹雄(市観光協会会長)、古橋由忠(中部運輸局静岡支局長)、森田金清(熱海商議所副会頭)、原規公(熱海営業自動車組合組合長)、山口弘子(湯~遊~バスボランティアガイドの会会長)、早川弘之東海自動車株式会社社長)
■湯~遊~バス JR熱海駅からサンビーチや熱海城、起雲閣など、熱海市内の名所旧跡をめぐる循環バスとして2014年4月から運行。運賃は1日乗り降り自由な「湯~遊~バスフリーきっぷ」が大人700円(子供350円)。1回の乗車は250円(子供130円)。5周年を迎えた昨年6月26日に100万人乗車を達成。車内では市民ボランティアガイドによる観光案内も行なわれている。
■きっぷ発売所 湯~遊~バス車内、東海バス熱海駅前案内所、熱海温泉ホテル旅館協同組合、熱海後楽園ホテルフロント、セブンイレブン各店舗(セブンチケット)
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