

新型コロナウイルスの影響で、全国の花見イベントが自粛になる中、熱海市下多賀の梶川上流にある「中野かじかわ公園」で4月4日、「しだれ桜まつり」(実行委員会主催)が始まった。スタッフはマスクを着用し、人が密着している場合は、距離を空けるように声をかけるなど、感染予防に努めている。
園内には、多賀湾と網代湾を見下ろす高台に74本のしだれ桜が植えられ、現在6分咲き。閉幕する12日の間に満開を迎える。ソメイヨシノは満開だ。
近年、「伊豆下多賀の山奥に、しだれ桜がすごくきれいな所がある」とネットで評判になり、「隠れた花見スポット」として人気が上昇。多賀観光協会にも問い合わせが多く、同協会と中野町内会、昭和50年代からしだれ桜を植栽、整備してきた同地区のボランティア団体「カレン会」が昨年、実行委員会を立ち上げ、「しだれ桜まつり」として初開催。今年が2回目。海を見下ろす高台にあり、風の抜けも良いことから、安全性が保てると判断した。
期間中の土日(4日、5日、11日、12日)は長浜海浜公園から無料マイクロバスを運行。入口でコーヒーやジュースを販売するほか、仮設トイレも設置している。
渓流には黄色の菜の花やヤマブキ、白いシャガが植えられ、ピンクの枝垂れ桜をいっそう引き立たせている。
(熱海ネット新聞)










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