
静岡県が4月30日に発表した熱海市の新型コロナウイルス感染者3人(29日にPCR検査で陽性が判明)のうち、男性会社員2人は30代の兄弟で、勤務する事業所が、同市の「小形(おがた)タクシー」とすし店「うまい鮨甚熱海支店」であることが分かった。2人は28日に感染が確認された男性会社員の息子で家庭内クラスターが明らかになった。
小形タクシー(所有51台)では、乗務員の感染が確認された29日から営業を自主的に休止し、運転手74人を含む計84人を自宅待機とした。今後、必要に応じてPCR検査を受けさせる。感染した乗務員は、28日に感染が確認された父親が発症した21日以降、約50人の乗客を乗せたという。
もう1人は「すし店」に勤務する従業員で、運営会社は、ホームページで「当該の従業員はバックヤードで調理を担当し、常にマスクを着用して作業をしていた」と説明。当面休業し、熱海保健所に状況を報告し、感染拡大防止に向けた自主的な消毒作業を実施するとしている。
県は発生した集団感染の全体像を把握するため、積極的疫学調査を行う。
(熱海ネット新聞)
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