
国税庁は7月1日、相続税や贈与税の算定基準となる2020年分の路線価(1月1日時点)を発表した。静岡県全体の標準宅地(9000地点)の平均増減率が前年を0・4%下落する中、県内13税務署のうち、最も伸び率が高かったのはJR熱海駅前、熱海市田原本町の「平和通り」。路線価格は1平方㍍あたり25万円5000円で前年比で8・5%上昇した。2016年に熱海駅ビル「ラスカ熱海」が開業して以来、若年層の観光客や日帰り客が増え、飲食店のオープンも相次いでいる。
県内で最も路線価が高かったのは41年連続で静岡市葵区紺屋町の「紺屋町名店街呉服町通り」。1・8%上昇して121万円だった。県内で上昇したのは、6地点で前年と同じだった。
評価は1月時点で、新型コロナウイルスの影響を反映していない。
(熱海ネット新聞)
■路線価 道路に面した標準的な宅地1平方㍍あたりの土地の評価額。相続税や贈与税の計算の基礎となる価格。

■静岡県内の路線価格上昇地
熱海市田原本町 23・5万円(8・5%増)
藤枝市前島 15・0万円(3・4%増)
浜松市東区和田町 10・0万円(3・1%増)
静岡市清水区草薙 18・5万円(2・8%増)
浜松市中区砂山町 98・0万円(1・0%増)
静岡市葵区紺屋町 121・0万円(0・8%増)
磐田市中泉 10・5万円(0・0%増)
三島市一番町 25・0万円(0・0%増)
沼津市大手町町 27・5万円(0・0%増)
富士市本町 12・0万円(0・0%増)
下田市東本郷 8・1万円(0・0%増)
など
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