熱海市の伊豆山神社例大祭の本祭が4月15日午前、同神社で斎行された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2年連続で規模を縮小して神事だけを実施した。原嘉孝宮司が祝詞を奏上して熱海の繁栄と疫病の1日も早い終息を祈願し、大鳥居素禰宜らの神職がお祓いなどの神事を営んだ。
続いて同神社に古くから伝わる「神女舞」と「実朝の舞」を奉納した。「実朝の舞」は鎌倉幕府3代将軍•源実朝が同神社を参拝する際に詠んだ和歌「箱根路を我が超え来れば伊豆の海やおきの小島に波のよる見ゆ」を題材にしている。大舘節生総代会長をはじめ神社責任役員、氏子地区の各町内会長、厄年奉賛会「伊豆山令和梛未申會(いずさんれいわなびしかい)」高橋裕気会長など30人余りがマスクを着用して参列し、6人の優雅で可憐な舞を見守った。
例年は、氏子町内の浜、岸谷、仲道の3御輿とともに厄年の男衆が担ぐ御鳳輦神輿が参道の837石段を勇壮に下るが、昨年に続いて実施を見送った。
16日は後日祭を行い、今年は17日午後2時から厄年奉賛会の厄払い神事を予定している。
(熱海ネット新聞)
■「神女(しんにょ)舞」奉納者 佐々木心、丹利奈
■「実朝(さねとも)の舞」奉納者 島凰花(実朝)、豊嶋彩生、中田憂生、高橋奏音、小澤ゆり(舞姫)
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