

3夜連続の臨時熱海海上花火大会2日目の6月5日、熱海市街は「梅雨の晴れ間」を楽しむ若者らで賑わった。「食べ歩きマップ」を手にした観光客らが、午後8時20分の打ち上げ時間まで市内の多くの飲食店に立ち寄り、熱海の味を楽しんだ。
今年4月にオープンした熱海市咲見町の立ち飲みバー「Taketomi」(武富暁央店長)では花火見物やジャカランダフェスティバルで訪れた人たちなどに花火前も楽しんでもらおうと「1日限定の無料ジャズライブ」を開催。新型コロナウイルスの感染症予防のため、店内はソーシャルディスタンスをとって営業し、窓を吹き抜けにしてオープンテラス方式で実施した。

演奏はピアノ(相模原市の川久保典彦さん)とヴァイオリン(横浜市の西村けんたろうさん)のデュオで、ジャズのスタンダード「いつか王子様が」「マイロマンス」や映画「ひまわり」のテーマ曲などを披露した。
2人は音楽を通してオーナーの武富さおりさんと古くから交流があり、友情出演。神奈川県はまん延防止等重点措置の発令に伴う時短要請と酒類の提供見合わせでライブの中止が相次いでおり、生の演奏を楽しんでもらおうと熱海に駆けつけた。

さおりさんは「時代や四季の変化を感じ取りながら、立ち寄りたいなと思ってもらえる店であり続けたい。ジャズライブは開店日に続いて2度目ですが、好評なので今後も市のイベントに合わせ不定期的に開きたい」と話した。
この夜の熱海海上花火大会の観客は4千人(主催者発表=熱海市ホテル旅館協同組合連合会)。花火大会の経済効果は宿泊業界ばかりでなく、飲食業にも波及効果をもたらせている。
(熱海ネット新聞)








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