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熱海市の来宮神社例大祭(7月14~16日)で本年度御鳳輦(ほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「令和絆楠會(れいわはんなかい)」は2日、栄光中央幼稚園を訪れ、天狗(てんぐ)が御神幸行列などで振りまく麦こがしを放って子どもたちの健康を祈った。
訪れたのは本番用の裃(かみしも)に身を包んだ藤間崇史会長ら役員4人と女子部員3人の計7人。藤間会長が園児たちに来宮神社の「御鳳輦奉仕」について説明した後、天狗の面をつけた会員が「厄(やく)払いをして、みんなが健康になるように」と児童たちにこがしを振りまいた。
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藤間会長は「熱海で生まれた子どもたちに、熱海ではこういうことをやっているんだ、と知ってもらうために、わかり易い言葉で説明した」と話し、将来の伝統文化継承に期待を込めた。
例大祭前に脈々と続く伝統行事だが、昨年に続いて新型コロナウイルスの感染防止のため、訪問数を縮小。感染対策を徹底して12日までの日程で市内の保育・幼稚園、小中学校、福祉施設、会員宅など15施設を巡る。この日は、第一小学校でも慰問が予定されていたが、大雨警報発令で休校になったため、8日に延期した。
(熱海ネット新聞)
■御鳳輦(ごほうれん)大厄の42歳を迎える男子が節分から翌年の節分まで来宮神社の氏神様に仕え、ご奉仕することで厄を逃れる。熱海では「御鳳輦奉仕」として代々引き継がれ、7月の来宮神社例大祭では、猿田彦の神の天狗をとともに、御鳳輦が氏子町内を渡御する。
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