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さっそく、新兵器を投入ー。熱海市は7月23日、市内伊豆山の土石流災害で土砂の撤去作業を行う市民ボランティア4人に熱中症の危険性を知らせる腕時計型のアラームを配った。東京都渋谷区の製造会社「HEATVANCE」(安才武志社長)から寄贈された「熱中対策ウォッチ カナリア」で、腕に巻いたセンサーで体内の深部体温の上昇をチェックし、熱中症になる前に、アラームとLED表示で知らせる。
連日の猛暑で、捜索隊の中には体調を崩す人も出てきており、市はボランティア参加者にアラーム音で水分補給や涼しい場所で休むことを促すことで、熱中症を未然に防ぐのがねらい。「熱中対策ウォッチ カナリア」は、昨夏の熊本の豪雨災害の復旧作業でも使われ、自衛隊や警察、消防の救助救出作業を支援した。
伊豆山地区の被災現場では、警察や自衛隊が倒壊家屋密集地域で土砂などを撤去しながら、行方が分からなくなっている8人の捜索を続ける一方、市民ボランティアが土石流の一番下流にある浜地区の家屋の泥出しを行っている。ボランティアは現場の状況に応じて人数を増やしていく方針だが、カナリアは300個用意されており、参加するボランティアに順次提供する。
(熱海ネット新聞)
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