
熱海梅園で1月8日、早春を告げる第78回「梅まつり」(〜3月6日)が開幕、ひと足早い春を求める観光客でにぎわった。園内に植えられた60種469本の梅が早咲き種が開花し始める中、熱海囃子(ばやし)笛伶会(てきれいかい)の演奏で2年ぶりにオープニング式典が開催された。
恒例の熱海・大島交歓会(東京都大島町)では、出席した両市町の関係者34人が伊豆山土石流災害犠牲者に黙祷を捧げ、熱海芸妓衆(ほたる、こはく、美保、ちづ穂、小夏)が「来宮まいり」「梅まつりの唄」「三下がり三下り甚句」を華麗に舞い、春の幕開けに花を添えた。
両市町のシンボルである梅と椿(つばき)の交換セレモニーでは、ミス大島椿の女王の鈴木晴日さんと門脇咲和さんから中島幹雄熱海市観光協会会長と齋藤栄市長に「椿」が、ミス熱海・梅娘の小竹珠利亜さんと桜娘の伊藤あすかから木中孝次副町長と小池祐広観光協会会長に「梅」が贈られ、交流を深めた。
式後は会場となった中央広場で第31代梅の女王の杉本和香奈さん、梅娘の小竹珠利亜さんと佐藤未菜さん、桜娘の伊藤あすかさんと本田りかさんの撮影会などがあり、大島町は椿のキーホルダーなどを梅園入り口で配り、1月30日から始まる「椿まつり」(〜3月27日)をピーアールした。
市によると、今シーズンは過去10年でもっとも開花が早く、すでに14本が見ごろを迎え、3分咲きが11本、2分咲きが20本(1月6日現在)。他の早咲き種のつぼみも膨らみ始め、1月下旬には見ごろを迎えそうだという。
市内では「糸川桜まつり」(〜2月6日)も同日始まり、こちらも1月下旬には満開を迎える。
(熱海ネット新聞)
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