
熱海市の熱海サンビーチで1月9日、新春恒例の「熱海サンビーチどんどん焼き」が行われた。来宮神社の雨宮盛克宮司が祝詞を奏上したあと、高さ20mほどの竹の周りに置いた正月飾りや古いお札に火を付けると、瞬く間に巨大なオレンジの炎に包まれた。どんどん焼きの燃え上がる炎で体を温め、煙を浴びると病気にならないと言い伝えられており、市民や観光客が1年の無病息災を祈った。
熱海市の連合町内会中部部会(10町内会)が主催し、今年は銀座町が当番町を務めた。以前は竹の棒の先端につけられた団子を代わる代わる火にかざして伝統行事を楽しんだが、近年、竹の棒を作る職人が減少したことなどで取りやめ、紅白のもちをふるまっている。
また新しい試みとして、どんどん焼き後にもサンビーチに残って楽しんでもらおうと、ムーンテラスで演芸ステージを開催。長野県伊那市を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」が「来宮神社の由来」をテーマにした創作あわせ太鼓や山形県の民謡「花笠音頭」、獅子舞などを披露。来宮神社厄年奉賛会「令和絆楠會」の天狗(てんぐ)が御神幸行列などで振りまく麦こがしを放って、新型コロナウイルスの第6波退散や健康を祈った。
(熱海ネット新聞)
■どんどん焼き 古くなった神札(おふだ)、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・だるまなどを家々から持ち寄り、一カ所に積み上げて燃やし、無病息災を願うお正月の火祭り行事。「どんど焼き」、「おんべ焼き」とも呼ばれる。
■主催・熱海市連合町内会中部部会 本町・汐見町・東銀座町・浜町・銀座町・東町・中央渚町・旭町・温泉通り町・友楽町
コメント
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熱海サンビーチで新春の「どんどん焼き」とありましたが、「どんど焼き」ではありませんか?
どんどん焼きは食べ物で、鉄板焼きの一種では