自民党熱海市支部は5月20日夜、熱海芸妓見番で国政報告会を開き、夏の参院選の必勝を誓った。熱海支部は、同党比例代表に出馬する26候補予定者の中から、阿達雅志(あだちまさし)参議院議員(62)の支持を前回に続いて決定。党員ら約100人が駆けつけ、取り組む政策などに聞き入った。
冒頭に内田進支部長が、この6年間、阿達氏が党の外交部会長、国交大臣政務官(安倍内閣)、総理大臣首相補佐官(菅内閣)を歴任してきたことなどを紹介。「熱海市は新型コロナウイルスの影響で基幹産業の観光が打撃を受け、市内経済は大変な状況にある。参院選では観光、港湾、鉄道政策に精通する阿達氏を、静岡選挙区に立候補を予定している若林洋平氏とともに全力で応援していく」と述べた。
3選を期す阿達氏は、この2年間のコロナ禍で痛んだ熱海の観光の復活に力を入れるとし「日帰りが多い若者の宿泊を促進したり、富裕層の外国人を誘客するには、高価値化が必要。東京からクルーザーやヨットで熱海に来てもらえる港湾(マリーナ)整備や廃業したホテルの撤去、自治体の空きスペースを活用してカフェを設け、景観を良くする。円安でもあり、裕福な外国人を誘客すれば、日本人の5倍は取れる」と話し、「観光が良くなれば、芸妓、飲食、タクシーなどにも波及する。観光をコロナ前に戻すのではなく、全盛期の熱海に戻す」と強く訴えた。
静岡選挙区で立候補する若林洋平氏(50)は、トレードマークの富士山カットのヘアスタイルを“穏やかカット“に変えて登壇。昨年10月の参院補欠選で期待に応えられなかったことを詫び、「ポテンシャルが高い伊豆半島、県東部の内需を拡大し、応援いただいた皆さんに恩返ししたい」と決意を述べた。
この日の国政報告会には、勝俣孝明衆院議員と牧野京夫(たかお)参院議員も駆けつけ国政報告を行ない、赤尾光一総支部青年局長の「頑張ろう三唱」で締めくくり、党員の士気を高めた。
また今参院選の自民党比例には、足立敏之氏(あだちとしゆき)も出馬することから、投票時には注意を呼びかけた。熱海支部が推薦する阿達雅志氏は「あだちまさし」のひらがな候補者名で立候補する。
(熱海ネット新聞)
■阿達雅志氏(あだち・まさし)プロフィール 京都市生まれ、62歳。東大法、ニューヨーク大ロースクール卒(ニューヨーク州弁護士資格)。住友商事、義父の故・佐藤信二衆院議員秘書を経て参院議員。
■出席県議 藤曲敬宏
■出席市議 稲村千尋、高橋幸雄、田中秀宝、川口健、杉山利勝、竹部隆、越村修、赤尾光一
■自民党熱海支部 内田進、新藤康晴、山縣拓夫、田島秀雄、森田金清、杉山恭平
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