国の天然記念物、樹齢2100年 のご神木・大楠に舞いを奉納して長寿や熱海市の繁栄を祈願する大楠祭神事が5月5日、熱海市の来宮神社神社で行われ、多くの参拝客が詰めかけた。
雨宮盛克宮司が祝詞を奏上し、十二単(ひとえ)に身を包んだ巫女(みこ)が生田流筝曲宮城会・山形社中が奏でる琴や歌が流れるご神木前で「大楠の舞」を奉納。神社役員や2023年度責任当番町・田原本町の祭典委員、御鳳輦奉仕を行う厄年奉賛会の役員らが玉串を捧げた。
大楠の舞は、歌人佐佐木信綱が詠んだ「来宮は樹齢二千年の大樟のもと御国の栄え祈りまつらむ」という歌にちなん30年ほど前につくられ、大楠が新葉を付け、もっとも生命力に満ちあふれる5月5日に捧げられる。
コロナの収束でJR来宮神社駅から同神社へ向かう通路には人の渋滞ができるほど混雑。本殿や国指定天然記念物の大楠には参拝者が長い列を作り、賑わいが続いた。
(熱海ネット新聞)
■来宮神社の大楠 高さ26m、幹回り23・9m。全国2位、本州1位の巨木。大楠の回りを1周すると寿命が1年伸び、誰にも告げず1回りすれば、願い事がかなうと言われている。樹齢2100年超で国の天然記念物。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。