
熊本地震の支援のため熊本県嘉島町(かしままち)の静岡県現地支援本部に派遣されていた中島順一郎職員(秘書広報課)の帰庁報告が9日、熱海市役所であった。
現地では住家被害認定調査を行い、全壊、大規模半壊、半壊を判定し、罹災(りさい)証明書の発行を支援した。出発前まで3200棟を同町の税務課職員7人で調査していたが、中島さんと静岡、福島両県の派遣職員の3人がチームを組み、巡回に加わった。中島さんは「到着時には全体の9パーセントしかできていなかった調査を、44パーセントまで進めることができた。何らかの被害を受けている建物が多い中で、耐震改修をした建物は倒れておらず、耐震補強の重要性を改めて理解した」と市長に報告。斉藤栄市長は労をねぎらうとともに、「引き続き現地と情報を交換しながら復興に貢献するとともに、耐震補強の重要性など、現地で得たことを市政に生かしてください」と激励した。
中島さんは4月25日から5月3日まで静岡県の人的支援第2陣(県職員2人、市町18人)として派遣されていた。
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