豪華客船「にっぽん丸」(管啓二船長、2万2472トン)が16日、7月24日に続いて熱海港に入港した。通産9回目。これまでの入港はすべて海上花火大会観賞などを兼ねた一般クルーズだったが、今回は初のチャーター便。盛岡市の老舗百貨店「川徳」が創業150年を記念して3泊4日のチャータークルーズを企画、373人が参加した。14日に宮古港を発ち、15日に清水港に寄港して「世界遺産富士山」を観光したのに続き、この日午前8時に熱海港に入港。乗客の約半数は8台のバスで箱根美術館、三島スカイウォーク、伊豆高原ステンドグラス美術館へ向かい、残る半数が熱海市内で食事や市内散策を楽しんだ。
港では熱海笛怜会の演奏で出迎え、ナナハン岸壁での歓迎式典では、斉藤栄市長が手を振ってあいさつ。ミス熱海「梅の女王」熊谷明日可さんも参加して川徳の川村宗生社長、管啓二船長、火置将一機関長に花束を贈った。
◆斉藤栄市長 今回のにっぽん丸の入港は初めてのチャーター便。新婚旅行で熱海にいらした方も多く、みなさん熱海寄港を楽しみにしておられた。先日もオール熱海で国土交通省を訪れ、渚地区第4工区の早期完成とクルーズ船の受け入れ環境整備について要望してきた。海外のクルーズ船の誘致も含め、新たな熱海の観光コンテンツとして期待している。
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