
熱海市が進める教育振興基本計画に伴い、3月末で閉園する市立上多賀幼稚園(渡辺雅美園長)で3月23日、閉園式があり、園児たちが思い出がいっぱい詰まった園舎との別れを惜しんだ。
閉園式には、園児や父兄、齊藤栄市長、川口健市議会議長、山田治雄、稲村千尋、井沢共一、小森高正、越村修市議など71人が出席。渡辺園長は「保護者、地域に見守られ、多くの卒園児を送り出すことができた。閉園をお惜しむ声、懐かしい思い出を惜しむ声をいただき、心に残る宝物となっている」とあいさつ。園児代表の永瀬真彩さん、大川小乃さん、飯田芽吹姫さん、米倉和幸君から三田光行教育長と若井浩教育委員に園旗、園名版を返還し、全員で園歌を斉唱した。
■40年の歴史に幕、児童発達支援センターへ
上多賀幼稚園は1978年に開園、卒園児は879人。園児の減少に伴い、下多賀の多賀幼稚園に統合される。上多賀幼稚園は閉園後、施設を活用して「児童発達支援センター」を開設(19年4月の開園予定)する。市はこれまで休園中の市立網代幼稚園に療育教室「IPPO(いっぽ)あじろ園」を設け、2歳以上の就学前の障害児を対象に、生活習慣を教えたりする療育や保護者からの相談に対応してきた。
今回の児童発達支援センターは発達支援事業所の機能を強化するもので、18年度に施設改修し、運営は指定管理で行う。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■齊藤栄市長 近年の少子化や社会構造の変化により、園児数が減少してきた。集団による望まし教育環境の充実、整備のため、学校施設の適正規模・適正配置に基づき、未来を担う子供たちの将来を最優先に考え、閉園を判断した。
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