
初川沿いの人気料理店「季魚喜人(きときと)」2階の「ホール初川」で8日、「カラー魚拓・拓画展」が始まった。20年前に始めたこの道の第一人者、高橋義彦さんが熱海で開く教室の生徒10人の作品58点が展示されている。
「魚拓」というと、男くさいイメージがつきまとうが、生徒のほとんどが中高年のハイソな女性。作品もカラフルでいずれも繊細。初めてみたが、期待はいい方に大きく裏切られた。
カラー魚拓は魚に和紙や絹布をかぶせて水でぬらし、たんぽを使って油絵の具の色を叩いてのせていく。今回の展示会のために石廊崎や網代などで釣りあげたシイラ、タチウオ、イシガキタイ、アユ、イセエビ、トビウオ、カワハギ、ホタルイカなどをカラー魚拓に仕上げた。会場には花や夏野菜をかたどった模擬魚拓のコーナーもあり、体験できる。
ほとんどの生徒は魚拓はおろか釣りのど素人から始めたそうで、「魚拓を始める前に釣りに行って、釣った魚の針の外し方から教えるから大変。でもみなさんそれが楽しいみたい」と高橋さん。教室は月1回、第3日曜の午後1時から同ホールで開かれている。
(編集主幹・松本洋二)
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