熱海市の３海水浴場（熱海サンビーチ、長浜、網代温泉）が１２日午前９時、一斉に海開きした。神事などの式典は行わず、監視所（午前９時～午後５時）、シャワーなどがオープン。気温が３５度近くまで上がったサンビーチでは小さな子供を連れた市民らが数多く訪れ、砂遊びをしたり、浮き輪を付けて海に入ったりして家族で初海水浴を楽しんだ。週明けには来宮神社例大祭や熱海こがしまつり「山車コンクール」が始まり、里帰りしている家族の姿が目に付いた。

ホテルが立ち並ぶ市街地にありながら、ヤシ並木が続く長さ４００メートルの砂浜と穏やかな波がリゾート地ならではの雰囲気を醸し出す「熱海サンビーチ」。波の静かな穴場的ビーチで家族連れにも若者にも人気があり、フードコートや４００台が収容できる専用駐車場などサービスが充実している「長浜海水浴場」。網代漁港の近くにある遠浅で消波ブロックに囲まれ、アットホーム感が漂う「網代温泉海水浴場」。熱海の３海水浴場は個性豊かで、昨年は合わせて２７万人余りが海水浴に訪れた。