
◇第1回熱海納涼芸妓まつり最終日(11日・熱海芸妓見番歌舞練場=熱海芸妓置屋連合組合主催)
芸妓衆が日本髪姿で市民や観光客をもてなし、熱海の芸妓文化に親しんでもらった。ステージではお座敷あそびの「投扇興(とうせんきょう)」が開かれ、ゆかた姿の芸妓衆が初心者や子供たちに手ほどきをしながら優雅な遊びを一緒に楽しんだ。
投扇興は向かい合って座った2人が中央に置いた「蝶」と呼ばれる的に扇を当てて点数を競う伝統遊戯で、落ちた的や投げ終えた扇子の位置で得点が決まる。公家の遊戯として約240年前に始められたとされる。
同組合では、毎年7月下旬から8月中旬の「華の舞」を休演。昨年は「初川納涼市」に代えて「川床」を実験的に開催し、今年は芸妓衆と生ビールや輪踊りなどをエアコンの効いた室内で楽しめる熱海納涼芸妓まつりを実施した。芸妓まつりが思いのほか好評だったことから毎年この時期の定例イベントにしたいという。
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