【市政】熱海駅前に地上97メートル・29階のタワーマンション建設、高さ制限問題をクリア

 

リーマンショック後の2009年(平成21年)5月に不動産開発会社ジョイント・コーポレーション(東京都)が会社更生法の適用を申請したのに伴い、工事が中断していた熱海駅前のタワーマンションが当初予定していた地上30階(511戸)から地上29階(326戸)に変更されて10月にも工事が着工されることになった。

熱海市都市計画審議会(会長・大方潤一郎東京大教授)が17日、市役所で開かれ、新たな事業者ゴールドクレスト(東京都)から出されていた熱海駅前の同市春日町の高層マンションの「熱海国際観光温泉文化都市建設計画高度地区」の適用除外の申請について協議し、「認める」と斉藤栄市長に答申した。

計画地は建設物の高さが31メートル以下に制限されており、建設再開には適用除外の許可を得る必要があったが、審議会では「新たな計画は既存の建設物の建て替えにあたる」と判断した。
委員の山田治雄市議や熱海女性連絡会の瀧野慶子会長からは「桃山町などから景観や電波障害、日照権を懸念する声もでている」の意見もあったが、熱海市まちづくり課では「地元町内会から反対の声はなかった」と説明した。

◇新計画 地下2階地上29階、高さ97.39メートル。敷地面積約1万20平方㍍。326戸。完成は平成29年3月の予定。設計・施工は五洋建設(東京都)

写真は駅前タワーマンションのイメージ図

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